インタビュー記事

【ミズノチャンピオンシップ得点王】尚志高校サッカー部1年 須釜朱王選手インタビュー

全国大会は刺激ある成長の舞台・特技活かし更なる高みへ・・・ミズノチャンピオンシップ得点王尚志高校サッカー部1年 須釜朱王選手インタビュー

2024年12月14日から16日までの3日間に渡り、2024 MIZUNO CHAMPIONSHIP U-16 ルーキーリーグが開催されました。

5得点を決め得点王に輝いた、同大会準優勝チームである尚志高校サッカー部17番の須釜朱王選手に、大会終了後の1月にオンラインで印象に残ったチームや選手、尚志高校の雰囲気、自身の今後の抱負についてお話を伺いました。(インタビューはzoomで行われました。)

お話を聞いた人

尚志高校サッカー部 1年生 17番 須釜朱王選手(FW/出身チーム 鹿島アントラーズジュニアユース)

刺激ある成長の舞台
ミズノチャンピオンシップを終えて

ーーー得点王、おめでとうございます!大会前から自信はありましたか?

尚志高校サッカー部 須釜朱王選手(以下、須釜)
よろしくお願いします。
東北U-16ルーキーリーグでもチーム内で一番点を取っていたので、自分が得点するという意気込みでやっていました。

ーーー東北ルーキーリーグと全国大会のミズノチャンピオンシップ、実際に戦ってみて違いや感想を教えてください。

須釜
リーグ戦と大会という違いもあったのですが、プレー面では特に全国では関東のチームの強度が高いと感じて、難しい試合でしたけどなんとかできました。

例えば市船戦では、守備の強度やプレスの速さ、さらに前線の推進力もあって。
東北ではやったことがないタイプのチームでした。

ーーー今までやったことがないタイプのチームの対戦の中で選手間の連携や対策について話し合いはありましたか?

須釜
バックで持った時に、自分たちはボールを回してビルドアップしていくチームなので、後からビルドアップをしっかりやっていきたかったのですが、市船が前から強いプレスを仕掛けてきたときは、はまっちゃったりするので『少しロングボールを使ってもいいんじゃないか』という話がチーム内からでて、コーチにもそれもいいんじゃないかと言われたので、少し戦い方を変えたりしました。

日頃から選手同士で戦い方を話し合うことは多いです。ハーフタイムにも結構お互いに意見をいいあったりします。

ーーー選手同士が積極的に話し合うようになるきっかけはありましたか?

須釜
入学して間もないころは静かだったんです。
でも、『リーグ戦で勝つためには意見を言い合わなければいけない』と感じるようになって、スタメン争いもばちばちに激しかったですし、かなり早い段階から自然と言い合える感じになっていきました。

ーーーミズノチャンピオンシップで特に印象に残ったチームを教えてください。

須釜
決勝で戦った前橋育英です。
関東トップレベルの名門ということで、自分たちも戦ってみたかった相手でしたし、負けられない相手だと思っていたので、最初からどんどん行こうと思っていて。

前線の選手はみんな上手く、ゴールを重ねられてしまって。
次は絶対に負けたくないなと思っています。

ーーー特に印象に残った選手はいますか?

須釜
前橋育英の10番、立石選手(FW 立石 陽向選手)ですね。
最後決勝弾を決められてしまったんですが、小柄な選手でしたが得点能力がすごく高くて、スピードもありました。
今ではトップチームに上がって選手権にも絡んでいた(登録メンバー)と聞いています。
これからも同じ年代のライバルになっていくかなと思っています。

ーーーミズノチャンピオンシップ閉会式で、特別プレゼンターとして登場した中村憲剛さんからの「2年後ではなくて今年、来年に選手権に絡む気持ちで臨んで欲しい」という言葉を聞いてどう思いましたか?

須釜
今年、自分は選手権には絡めなかったのですが、来年こそは絶対に選手権の舞台に立ちたいと思っています。
来年で優勝したいですし、その次の自分たちの代でも優勝して2連覇したいと思いました。
入学前からトップチームでやりたいと思っていましたし、なるべく早くトップチームでプレーしたいです。

ーーー今年の選手権では先輩たちの戦いをどのように思って応援していましたか?

須釜
今年は応援席から応援をしてましたが、選手権は選手全員の憧れの舞台なので、憧れの舞台に立っている先輩方を応援したいな、勝ってほしいなと思って応援していました。
2年生で選手権に絡むのは普通のことなので、来年は自分が絶対にそのピッチに立って点を決めたいし、自分が勝たせて優勝したいという気持ちが強くなりました。

ーーーそのために、今感じている課題はありますか?

須釜
この1年で自分たちはチームの中でも競争を重ね、確実にレベルアップしてきました。
ただ、選手権の舞台に立つためには、もっと個人としても、チームとしても成長しなくてはならないと実感しています。
これからは気合をさらに入れて、自分の能力を磨き続けていきたいです。

前向きな努力で自らを鍛える
尚志高校サッカー部で過ごす日々

ーーー尚志高校サッカー部で活動してきた1年間、入部前と印象は変わりましたか?

須釜
良い意味であまり印象は変わっていません。

入学前に練習に参加した時、技術の高い選手が多いと感じました。

僕自身フットサルの経験があって、テクニックや足技を駆使することが好きなので、あってるかなと思って入って。
パスサッカーやサイドで勝負したりもできるし、チームの自由度の高さやスタイルが自分に合っていると感じています。

特にゴール前では、自分のイメージ通りにプレーできるのが楽しいです。

ーーー部活動の雰囲気はどうですか?

須釜
練習はハードで最近は走る練習も多いのですが、選手みんなが前向きに取り組んでいて、雰囲気はとても良いです。
1学年40人ほどいて、全体では100人以上いるんですが、先輩も優しく話しかけてくれるので、とても関わりやすいです。

ーーー選手の多くが寮生活と聞きますが、どんな生活を送っていますか?

須釜
ほとんどの選手が寮で生活していて、自分もその一人です。
結構洗濯とかが大変で、寮に入って親のありがたさに気付けました。
今も、家に帰りたいなと思うことはあります(笑)
親のご飯が食べたいなとか、自分のことは自分でやったりするのが大変だったりして帰りたいなとか思ったり(笑)

友達と過ごせる時間が毎日ありますし、相談できたりするところは寮生活のいいところです。

(実は寮生活を共にする寺田悠真選手、風間健太郎選手がインタビューを画面の外で見守ってくれていました。雰囲気の良さが伝わってきました。)

目指すは全国制覇!
特技生かし、更なる高みへ

ーーー2025年シーズンの抱負を教えてください。

須釜
チームとして全国大会で優勝することを目指しています。

個人としては世代別代表に選ばれることを目標にしています。
それと同時に、FWなのでまずは得点を決めることです。

僕の得意なプレースタイルである、裏へ抜け出してバック陣から出たボールをトラップでいいところにおいて、あとはゴール前でのテクニックを出して、落ち着いてシュートできたらと思います。

最後に

中学生時代は鹿島アントラーズに在籍していた須釜選手。
この1年は関東から、雪の多い福島へと大きく環境が変わった年でもありました。

雪に埋もれるグラウンドを走り、雪が溶けてきたところでボール使っての練習をすることも多いといいます。
環境が全く異なる中でたくましく自分を鍛え、高い目標を持って挑戦する姿勢が強く印象に残りました。

須釜選手、インタビューありがとうございました。
来年、再来年と、今後ますます活躍してくれることを楽しみにしています!

今後、大会MVP、優勝キャプテンインタビューを公開予定です。

ミズノチャンピオンシップHPトップページ

東北U-16ルーキーリーグHPはこちら

Leave A Reply

*


上の計算式の答えを入力してください

*
* (公開されません)

特別協賛社様

協賛者様

協力企業様