2025年12月13日から15日までの3日間に渡って開催された2025 MIZUNO CHAMPIONSHIP U-16ルーキーリーグ。
大会MVPに選出された履正社高等学校・真野 琉聖選手に大会後インタビューを行いました。

お話を聞いた人

履正社高校サッカー部  3番 真野 琉聖選手 （前所属 COLORS）

自信に繋がった「ヘディング」の強さ

――公式サイトに掲載している今大会に向けてのアンケートでは「ヘディングが得意」と答えていましたが、実際に試合を振り返ってどうでしたか？

真野 琉聖選手（以下真野）
特徴のあるチームが多かったなかで、自分の持ち味はすごく出せたと思います。特に日本文理さんのサッカーには苦戦をして、自分たちディフェンスラインも対応が難しい場面がたくさんありました。自分はその中でもヘディングというところには負けないと思っているので、結果的にもヘディングにおいては、1回、2回ぐらいしかミスはなかったですし、あの試合はDFが我慢強く対応して勝てたと思います。

――ヘディングを強化するために、何か工夫や練習をしたのでしょうか。

真野
中学校の頃からは、苦手でもなく得意でもなかったんですけど、履正社に入ってきてからヘディングを練習する場所や道具、時間があって、そこで自分で繰り返し練習したりして、そこから強くなったと思います。

――練習の中で、自分なりに掴んだコツなどはありますか。

真野
飛ぶタイミングもそうですけど、一番は相手に負けないように、自分からも絶対負けないで行こうと思って、強い気持ちを持って前に出ようとは意識しています。

刺激を受けたライバルと、信頼する相棒

――今大会を通して、印象に残っている他チームの選手はいますか。

真野
神村学園さんの8番と16番の選手はすごく上手かったなと思います。ボールをもらってから失わないという技術と、しっかり点を決めきるというところですごいと思いました。

――チーム内で特に頼りになった選手は？

真野
もう一人のセンターバックの曽我部 凌太郎です。一緒にやっていてすごく体を張って守ってくれていましたし、球際とか声の部分ですごく頼りになったかなと思います。
予選の5試合を通して失点2というのはすごく大きかったんです。失点をしないために、お互いコミュニケーションを取って「どこができている」とか「どこをもうちょっとやれば上手くいく」とか話し合っているうちに、二人の仲の良さも試合での声掛けに繋がって、お互い助け合っていた部分が結構あったかなと思います。

――曽我部選手とは、いつ頃からコンビを組んでいるのですか。

真野
4月は自分が怪我をしていてあまり組むことはなかったんですけど、怪我が治ってからリーグ戦の3試合目くらいから一緒に組むようになって、センターバック二人で組むことになってから結構仲良くなりました。ルーキーリーグを戦ううちに仲良くなっていったという感じです。

日本一、そしてプレミアリーグ復帰への決意

――今後の目標を教えてください。

真野
ずっと「日本一」ということを目標にやってきたので、選手権もインターハイも日本一を取れるような練習や、プレミアリーグ復帰に向けてすごく高い基準で練習していければなと思います。

――将来は、どのような選手になりたいと考えていますか。

真野
ビルドアップもできて、球際も負けないくらいの強い選手になりたいです。今はヘディングのところに自信をつけてきているので、それに加えてビルドアップと球際の強さを身につけていきたいです。
全国大会で得た「基準」と「収穫」

――全国から強豪が集まった今大会でしたが、刺激になったことはありますか。

真野
選手権やインターハイでそういうチームとまたやれるとなった時に、自分たちが叶わなかった部分も叶うようにしていけると思うので、それを確かめられるというのはすごくいい経験になったかなと思います。

ーー本日はありがとうございました！　
（左は石守キャプテン、右がMVPの真野選手）